sugu60’s diary

60になっても、すぐろく日記です。

すぐろく日記101

嵐の前の静けさ

 

台風当日、午前10時に義母宅へ向かう途中、避難を呼びかける市の放送が...

「大げさに?何を言ってるんだろう...」

「さっきテレビで見た四国の映像も大した風雨じゃなかったし、

 晴れ間も出ていて、こんなに穏やかじゃないの!」

「きっと今回のやつは見掛け倒しにちがいないよ。」

そんな言葉を心の中でささやきながら、イトヨによって買い出しをして

義母宅のある住宅街へ入っていくと近所の人々が、さきほどの放送に反応してか

多数、家から出てきていました。ほとんどがお年寄りです。

ここでも、「たいそうに何集まってんねん?」

「だいぶ近づいてるのに全然なにもないやん...」

脳裏をかすめて出てくるのは、何の根拠もない安全神話。大阪は大丈夫!

義母宅到着は、11時、念のため?雨戸を閉め、外に出ないようにねと言い残して

帰路に就く。

お昼ごろ帰宅した私は、当初予定していた台風対策も必要なしと判断し

PCに向かい携帯に曲を入れたり、写真を整理したりして過ごしていました。

すると、1時半ごろ電線がうなり声を上げ始めあっという間にパニックに!

念のために閉めた雨戸はガタガタ、電気もチカチカしだし、

木々は半端ないほどしなっていました。

時折烈風は古家をまるごと抱え上げようと試みます。

「こっ、こわい!!」

我が家に未曾有の危機が、やってきたのです。

かつて経験したことのない猛烈烈風セレナーデ!

家の中を右往左往し、神に懺悔し、祈りをささげる石切さん

神様!私が間違っておりました!どうか、お助け下さい.......

長かった、嗚呼長かった3時間。

嵐が過ぎ去った後の安ど感は筆舌に尽くしがたかったです。

大阪地震にひきつづき、自然の脅威のまえには、

60年修業を積んだ還暦おじさんも全くの無力であることが証明されたのでした。

 

 

編集後記

 

幸い、運よく古家は耐え抜いて存続しました。

義母は、ご近所のやさしい人々に連れられ避難所に...

でも、友人宅の瓦が吹き飛び、となりの寺の丸瓦も数枚めくれてしまいました。

 

わが石切さんも...

 

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絵馬殿の2階が空洞に...

 

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こんな太い木が倒壊してアスファルトもめくれあがっていました。

 

さいわいボクトー会LINEのみなさまは、ご無事のご様子で一安心!

やっておられないボクトー会の皆様のご無事をお祈りしています。

もし被害を受けられたボクトー会諸君がおられましたら、

こころよりお見舞い申し上げます。そしてサポートが必要ならおっしゃってください。

 

きんきゅう発信につき、乱文乱筆ご容赦ください。

では、また。