すぐろく日記30
発語障害者の方と
先日、わたしの勤務する公共施設に70歳くらいのお父さんが、
なにかチラシのようなものをもって見えられた。
それは、市民文化祭のチラシのコピーで何か聞きたいらしく
しきりになにかしゃべってこられたのですが、
どうやら発語障害があるらしくまったく聞き取れず
こちらもすこし困ってしまい、いくつか単語で問いかけてみました。
すると耳は聞こえるらしく時折うなずいたりされるものの、らちがあきません。
どうしたものかと思案していたら、その方は、ジェスチャーで紙とペンを要求され
めちゃ綺麗な字で"筆談"と書かれたのでした。
そうだこの場合も筆談だ。こちらが教えてもらってどうするよ。
わたしは、慌てる気持ちを落ち着かせ、お父さんと短くわかりやすい言葉で
筆談をくりかえしました。
すると用件は、出品作品の規格が募集要項に合致するかどうかと
期限が迫っている申込みの方法についての2点でありました。
さっそく目の前で所管の部所に電話して、作品の概略の説明と申込み方法を確認。
作品は合致しており、申込みは所管への持込みのみ有効とのことを確認しました。
そして言葉と筆談両方で、そのお父さんに丁寧に伝えました。
するとそのかたは、ニコッとほほ笑んで軽く会釈して帰って行かれました。
当たり前のことをしたにすぎないのですが、
今の気候のように、なにやら少しうれしく、すがすがしかったです。
追伸
ボクトーミニニュース
ピンポンマンが、北陸に出張に行き能登のダスティン・ホフマンと密談。
それから、なすねむさん、hasegawatiryouinさん☆ありがとう。では、また。