すぐろく日記106
奥飛鳥
雨の合間を縫って、奥飛鳥とよばれる地域へ行ってきました。
橿原神宮前駅から亀バスに乗り込みましたら先輩方で満席でした。
わたしが一番の若手ですから仕方ありません。立っておきましょう(笑)
石舞台で降りて、まず稲渕という棚田で有名な集落へ向かいました。
ヒガンバナはもう十分ですので棚田の風景を楽しみながら歩きます。
ここの集落の神事に用いられる男綱です。
ここから歩くこと1時間、上流の集落にある女綱さんです。
向かいに神社があり今日は、お参りをしていなかったので...石段を上がりました。
登ること、190余段!
こちらの神社です。日頃の感謝と安全を祈願しました。
疲労困憊のはずが、ふと見ると登山道入り口があり
「猿石を経て高取城址へ」とありました。
それを見てしまった私は、看過することができなくなり、
すぐだろう。という勝手な想像で山に入りました。それが、まちがいのもと(笑)
豪雨で気が倒れたり、伐採してくれていたりでこんな所がいくつもありました。
巨大キノコを撮影したりして気を紛らわしていましたが、
ひとっこひとりおらず、いのししやツキノワグマとの遭遇の恐怖と
時空を超えたひとびとと対面するのでは?という緊迫感、
そして倒木と崖くずれと滑落に対する警戒感...
もろもろの想いが孤独な私にのしかかってきました。
もう還暦だ!怖いものなどない!勇気を出せ!
荒れた山中をあるくこと1時間余り、ようやく開けたところに出て、ヤツの姿が
どっかりとたたずむ猿石くん。一緒にいると安らぐし疲れも取れるから不可思議です。
陽光も差してきて、もう安心。
このあと1時間ほどかけて山を下り、かかしでにぎわう高取の街へ
こんな写真を撮っていたら、電車が出てしまい30分待ちに...(笑)
総歩数は22000歩、総歩行距離は17kmという結構なウォークでございました。
編集後記
ひとり無人の山中をさまよっていますと
きっとあの世に向かう時もこんな感じなのかなとふと思いました。
アラウンドかんれき...微妙な年齢でございます。
日々の暮らしに忙しい中でも、友とどんどん交流しておきましょう!
台風が来るみたいですので、皆様ご用心を!
では、また。